いろいろ言う人もいるが『巌窟王(モンテクリスト伯)』と『三銃士』は不滅の大傑作。あんな面白い物語はない。アレクサンドル・デュマ(仏:Alexandre Dumas, 1802年7月24日 - 1870年12月5日)は、フランスの小説家。『椿姫』を著した同名の息子と区別するために、「父」を意味する père を付して大デュマ(Dumas, père)とも呼ばれる。
1870年、子供たちに見守られながら息を引き取る。ベストセラーを連発し、莫大な金が流れ込んでいたにもかかわらず、晩年にはそのほとんどを使い果たしており、少量の絵画と家具しか残っていなかったという。
父同様、黒人奴隷の子孫として人種差別を受けたデュマは、政治的には共和主義・自由主義の立場に立ち、社会改革にも取り組んだ。七月革命においては革命軍に参加し、ナポレオン3世の圧制に耐えかねてベルギーに亡命したフランスの知識人を保護したり、ガリバルディのイタリア統一運動を支援したりした。1848年には自身が憲法制定議会議員選挙・同補欠選挙に立候補しているが、これには惨敗。2002年11月30日、彼の進歩的な側面が認められて、パンテオンに祀られた。
なお、美食家としても知られ、『料理大事典』という本も執筆している。
デュマのパンテオン入りに際して、ルモンドが印象的な追悼記事(社説)を書いている。本文はもう読めないが拙訳は下のリンク:
L'éditorial du Monde
La France métisse (2002.12.1) 混血のフランス
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